こんにちは。 人財に恵まれた会社を目指す! 採用定着コンサルタント 『採用定着士』 『社会保険労務士』 の 植村 逸木(うえむら いつき)です。 広島市中区 広島のシンボル 原爆ドーム・折り鶴タワーが見える 一角に 社労士OfficeBH という事務所を構えています。 昨日に引き続き、 超早期退職を防止し定着率をアップさせる取り組みの 第2回目です! まずは基本用語です。 【早期退職】とは 3年以内の退職。 そしてさらに注目されているのが、 【超早期退職】 これは就職後6ヶ月未満の退職を言います。 最初の6ヶ月間は 従業員が定着するのに とても大切な時期。 ■定着率がアップする新入社員教育 その② 【トレーニング】 「先輩のわざを盗め」 「まずは見て覚えろ」 「自分なりに考えて動け」 という会社もまだまだ多いのではないでしょうか? しかし、働く人は年々減少する中で、 同じ体制では定着は困難です。 特に20代のZ世代は SNSやインターネットの普及で 多くの情報をもとに、 正しさを基準に判断する能力にたけています。 それは「納得できる」こと であれば行動する層が多いことに表れています。 「会社の命令は絶対」 という 体育会系でなくとも 以前の会社には一般的であった常識が、 彼らにとっては非常識なのです。 トレーニングについても 前述の「見て覚えろ」「考えて動け」は 教育の責任を放棄していると 見られやすい。 そうならないために 20代、30代の若手を登用していきたい会社にとって、 トレーニング手法を導入するの必須になりつつあります! 実際、トレーニングの手法は様々なものがあります。 ●業務を遂行するために必要なスキルを身につけるジョブトレーニング ●チームや部門単位の合同トレーニング ●新入社員に必要な一般的なスキルや知識を習得するための一般的なトレーニング (例)コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキル、チームワーク、時間管理などのトレーニング) など 今回は6ヶ月間で定着し、戦力になっていただく観点で、 ジョブトレーニングについて代表的なものをご紹介します。 (1)シャドウイング(見学) 新入社員がベテラン社員の業務を実際に見学することで、 業務の進め方やプロセス、適切なコミュニケーション方法などを学びます。 シャドウイングでは、実践的な経験を通じて業務のノウハウを吸収し、 実際の業務に備えることができます。 (2)ハンズオン・トレーニング 新入社員が実際の業務に取り組みながら 指導を受けるトレーニングです。 OJTなどもこの種のトレーニングですね。 トレーナーや上司が業務の手順や方法を実演し、 新入社員がそれを模倣しながら実践します。 これにより、業務に必要な技術やスキルを身につけることができます。 (3)ロールプレイ 営業職などは毎日みっちりとされるのではないでしょうか。 特定の業務シナリオを再現して行う訓練方法です。 新入社員が実際の業務状況を想定し、 役割を演じながら業務の実践的なスキルを磨きます。 例えば、顧客対応や問題解決のシチュエーションを想定し、 適切な対応方法やコミュニケーション手法をトレーニングします。 (4)マニュアルや手順書 新入社員が業務を遂行するための手順や ガイドラインをまとめたマニュアルや手順書を提供します。 これにより、新入社員は業務のステップバイステップを理解し、 適切な手順で業務を進めることができます。 ※ただ渡すだけでなく、どの程度理解できたか チェックするのも大切ですね。 (5)テクニカルトレーニング 特定の技術やツールの使用方法をトレーニングする方法です。 例えば、コンピューターソフトウェアの操作、 機械の操作、データ解析ツールの使用など、 具体的な技術スキルを身につけるためのトレーニングを行います。 どれも使い方次第で とても威力を発揮したり、 全く身にならなかったりします。 そこで大切なポイント トレーニング前に一つだけゴール設定をすること トレーニングを提供する側は 「少なくとも○人には、○○をできるようにする」 「現場に出た際に○○が理解できるようにする」 トレーニングを受講する側も 「終了後には○○を習得する」 「○○の視点を身につける」 といった具体的なゴールを なにか一つ設定してください。 あまり多くのゴールは身につかないので、 一つというのが重要です。 それでは本日は 超早期退職を防止する、定着率アッププログラムその② でした。 ということで 本日のキーワード 『一つのゴールを設定する』